梅雨の食中毒の予防法。弁当を作る際に注意する事や食べ物の保存法を紹介
2017/06/02
食中毒。初めて意識したのは今から20年ほど前ですかね。カイワレ大根からO157が検出され大きな騒ぎになった時です。
覚えている方もいるのではないでしょうか?
それまで食中毒といえばお腹を壊すとか吐き気を催すとか、、、人の命に関わる事もあるなんて想像もしていませんでした。
今、子育て真っ最中のお父さんやお母さんは特にご心配されているかと思います。
今回は食中毒の予防法とお弁当を作る時に気を付ける事、食品の保存方法をご紹介していくので本格的な梅雨のシーズンに入る前に一度チェックしてみてください。
梅雨時の高温時や多湿時にとるべき食中毒予防法
食中毒の予防はまず買い物に行った時から始まります。
買い物では、
・出来るだけ新鮮な物を買う
・氷や保冷剤で温度を低く保つ
・出来るだけ早く家に帰る
この3つを意識します。
特に生鮮食品は消費期限の近い物や見切り品、ドリップ(汁が出ている物)は必ず避けてください。スーパーで買い物をしたら少しの距離でも必ず氷を貰ってくださいね。
調理をする時は、
・調理前やご飯を食べる時は手を洗う
・肉や魚は中までよく加熱する事
・出来た料理を室温で長く放置しない
これらの事は必ず行ってください。
食中毒はいかに菌を近づけず、増殖を防ぎ殺すかが最大のポイントです。調理の前と後には包丁やまな板、スポンジ、食事に使った食器からシンクの中まで全て熱湯消毒し、除菌スプレーも併せて使うとより効果的ですよ。
梅雨時の食中毒対策を意識したお弁当作りを!
以上の事を意識した上でお弁当作りの注意点をお伝えします。
お弁当を作る時は充分に火を通したおかずを使います。生野菜はこの時期危険なので出来るだけ使わない方が良いでしょう。もし使いたい場合は、例えばプチトマトなら水気をよく拭き取りヘタを取ってからお弁当に入れます。
よく仕切り代わりにレタスを入れたりしますが、あれも菌を繁殖させるのに良い環境を作ってしまうので代わりにシリコンで出来たバランを利用するようにしてください。安くで買えますし、彩りも綺麗なので重宝しますよ。また、定番ですが酢や梅干しは殺菌効果も高いのでおすすめです。これらが苦手な方にはカレー粉やわさびを少し使っても良いでしょう。お弁当の食中毒対策には効果的なのでぜひ取り入れてみてください。
他に重要なポイントはお弁当箱に入れてからです。ご飯とおかずをお弁当箱に入れたら出来るだけ冷ましてから蓋をしてください。熱いうちに蓋をしめると、蓋の裏に水滴がつきそこから菌が繁殖していきます。朝の時間はみなさん忙しいと思いますが、食中毒予防の重要なポイントですので覚えておいてくださいね。
それと、お弁当を持たせるときは保冷剤やペットボトルに飲み物を凍らせて一緒にバックに入れておくと傷みにくくなります。食中毒が心配な季節でもこういった事を気を付けていれば過度に恐れる事もありませんので安心してください。
お弁当作りで大切なことは、火の通った食材を使う事と水気や汁気を避ける事、菌が繁殖しやすい温度にしない事です。これらを守れば食中毒を起こす可能性も下がるのでぜひ実践してください。
梅雨の季節に実践したい食べ物の保存の仕方
次に梅雨の時期におすすめな食べ物の保存方法についてお伝えします。梅雨に限った事ではないですが、、、高温多湿の日本では暑い季節には意識して頂きたい方法です。
まず、買い物が終わって家に着いたらすぐに冷蔵庫に入れてください。この時注意する事がは「冷蔵庫を開けっぱなしにしない」事と「物を詰め過ぎない」事です。この二つを怠ってしまうと冷蔵庫での温度管理が上手く行かなくなってしまいます。冷蔵庫を開けたままだと元の温度に下がるのに数十分もかかりますし、物を入れ過ぎると冷気の循環が悪くなり食品が冷えにくくなります。
面倒臭いですがこまめな開け閉めを心がけ、入れる物は7割程度に抑えるようしてください。
冷凍に関してですが、一食分ずつ小分けにして保存するようにしましょう。まとめて出して切っていっても大変ですし、凍らせても食中毒の菌が死滅する事はありませんので外に出している間に菌が付着する可能性もあります。効率や衛生面から見ても、手間はかかりますが使う分量ごとに分けて冷凍保存する事をおすすめします。
まとめ
食中毒は食品の管理をきちんとすれば充分防ぐ事ができます。
基本的な事をしっかり押さえこの時期を乗り切っていきましょう>
それでは!