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お盆の海に関する言い伝えは本当?土用波や海水浴での危険な現象についてお答えします

2017/07/08

皆さん夏休みは楽しんでいますか?

もうすぐお盆ですし、家族で帰省や海水浴に出かける方も多いと思います。一家で動けるお盆休み、ぜひ楽しい思い出を作りたいですよね。しかし、お盆の時期の海水浴はクラゲが〜とか、土用波が〜とかいろいろ危険も増えてきます。足引っ張られるよ〜、なんて言い伝えもありますし。

これらの事は本当なのか!?

今回は海水浴中に起こる危険な現象についてお伝えします。お出かけ前に確認してみてくださいね。

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お盆の海に関する言い伝えって本当かな?

お盆の海にまつわる話は子供の頃に聞いた事がある方もいるかと思います。そう、「お盆に海に入るとお化けに足を引っ張られるよ」、「水場には近づいてはダメ」とか「お盆は殺生をしてはいけません」とかの話です。

なんでこんな言い伝えが生まれたのでしょうか!?

まず、「お盆に殺生をしてはいけない」と言う話ですが、これはお盆はご先祖の霊が帰ってくる時期だからという事です。皆さんのご先祖様が帰ってこられるのだから仕事や遊びなどをせずご供養しなさい、という戒めです。仏教的な理由による所が大きいのでしょうね。

例えば、私も魚釣りをしますがお盆やお正月は控える事が多いです。なぜかというと釣り船屋さんが休みだから(笑)もちろん、親族の家(小さな離島です)に顔を出したりお墓に灯篭(とうろう)を立てたり等々、、、風習事も多いですしね。私の地元ではお盆やお正月はそういった行事が多いので皆そんな感じでお盆休みを過ごす人が多いです。

今の時代、面倒がる方も多いとは思いますが、個人的には「日本の夏だなぁ〜」と感じる事が出来るので、私は嫌いじゃないです。宗教は特に信仰してないんですけどね。

また「お盆は水場に近づいてはいけない」と言う話ですが、水場には霊が集まりやすいといったオカルト的な物から、「地獄の釜が開く時期だから」といったちょっと怖い言い伝えまであります。地獄の釜が開くとあの世から霊が沢山やって来るそうですよ。これも仏教に根ざした昔からの言い伝えですよね。

他には「土用波が来るから」とか「クラゲがいっぱい出てくるから」と言った理由もありますが、この2つについてはちょっと気を付けて欲しい事でもあるので少し詳しくお話ししますね。

お盆の頃から海で増える土用波やクラゲについて

土用波やクラゲ、なぜお盆の頃から増えるのでしょう!?

その理由、これは台風と関係が深いんですよ。

近年は異常気象でズレる年もありますが、基本的には台風はお盆の頃から増え始め10月位がピークになります。この時に台風から発生したウネリでクラゲが日本の沿岸まで流されてくるというわけです。実際はお盆過ぎでもいない時は全くいないですからね。逆にいる時はめちゃくちゃいます。船で釣りをしている時も多い時はそこら中にいますからねぇ。

クラゲの群れが潮流に乗るかどうかや、風向きで変わってくるので予測するのも難しいです。現状を知りたいのなら、海水浴に行く予定の海岸のある街の観光協会やホームページで問い合わせをすると教えてくれますよ。

土用波はなぜ起きる!?

土用波も同じで台風のウネリから発生した波なので、高波として日本まで届きます。この土用波、高さは大きい物で通常の波の約3倍近くになる物もありかなり危険です。しかも波が静かでも不意に大波が襲ってくるのでたまったもんじゃないです。特に子供にとってはそのまま波に飲まれて溺れたり、沖に流されたりする場合もあるので決して目を離さないようにしてくださいね。

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しょっちゅう波を見ているサーファーや釣り人なら判別がつく場合もありますが、慣れていない方は見分けるのはなかなか難しいです。

対策としては外洋に面した海岸よりは内海の波の静かな海岸を選ぶと良いでしょう。また、ライフセーバーが常駐している海岸に行かれると万が一の時も安心です。

土用波もクラゲも古くからの言い伝えですが、これらは実際に目に見える現象ですし水難事故の原因にもなっているので十分注意してくださいね。

お盆の時期の海や海水浴で危険なこと

次に海水浴の際に注意して欲しい事をもう一つお伝えします。

海には離岸流という現象がああります。これは時期に関係なく起こる現象でお盆も関係なく発生するので、覚えておいてください。

離岸流とは打ち寄せた波が引く時、引き波同士が集まり通常よりも強い海水の流れを起こしている場所です。この引き波、強いと書きましたがかなり強烈です。毎年夏になると海水浴場で沖に流されて行方不明、なんてニュース見ますよね。

体力や筋力のある若者や大人がなぜ簡単に流されるのか?

それほど強い流れなんですよ。しかも上の写真のような遠浅の海岸でもよく起こるので、小さなお子さんはもちろん、大人やサーファーですら流されている事に気付かなければ簡単に沖まで持っていかれます。海水浴場での水難事故でも土用波や離岸流が原因となる事が多いです。

離岸流が起きている場所を見分ける事は可能ですが、一般の海水浴客や素人がいきなり海を見て判別する事は難しく、専門家や訓練を受けた人でないとまず分からないと思います。また発生する場所も海底の地形だけでなく、その日の風や波といった自然の状況にもよるので決まっていません。

離岸流に巻き込まれた時は

私も過去に一度だけ泳いでいる時に離岸流と思われる引き波に出くわした事があります。その当時はまだ離岸流という言葉もあまり知られていなかったのですが、すごかったですよ。幸いにも流される事はなかったですが、岸に向かって泳いでも全然進まないんです。

2つあるテトラポット群の間から戻ろうとしていたんですが、そこでちょうど強い引き波が発生してたんですね。とっさの判断で体力がなくなる前に横に逸れて抜け出せたのですが、、、遠浅の海岸でギリギリ足がつかない所でしたので、あのままもがいていたら本当に溺れるか流されるかでした。

もし、皆さんが足のつかない場所で泳いでいて岸に戻ろうとしても戻れない場合や、気付いたら沖に流されそうになっていた時は海岸と平行に泳いでください。離岸流は長くても数10m程度の幅しかないので横に泳げば抜け出せます。この事は命に関わるので必ず覚えておいてくださいね。

まとめ

いかがでしたか!?

せっかくの海水浴の前にちょっと怖い話をしてしまったかも知れませんが、、、

昔からの言い伝えも迷信めいた物ばかりではなく、経験に基づいた物もあります。

土用波や離岸流、クラゲには十分注意して楽しい夏の思い出を作ってくださいね。

最後に三重県の海水浴スポットをいくつかご紹介しますので近くにお住まいの方はご参考に。

三重県熊野市の観光情報。世界遺産や花火以外に海水浴場や名物ありますよ

海水浴は三重のおすすめ海岸で。水のきれいな海岸や穴場をご紹介!

それでは!

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