釣りのルールやマナーの話。釣り場のモラルを守って楽しもう
2017/07/20
今回は海釣りで守るべきマナーやモラルについてのお話です。
比較的手軽に始められる趣味として、近年釣り人口は増加しています。それに伴い地元の住民の方とのトラブルやゴミ問題、さらには犯罪行為なども増え、釣りが禁止となる漁港が急増しています。
今から書くことは釣りをする上でとても大切な事なので、ぜひ一度目を通して頂ければと思います。
釣りのルール覚えよう
皆さんが釣りをされる時、漁港や岸壁は有力なポイントの一つとして候補に上がるでしょう。しかし、漁港や岸壁はそこに住む地元の方や漁師の方々の生活や仕事の場でもあります。決して釣りをする為だけの場所ではないということを肝に銘じておいてくださいね。
釣り人が守るべきルールをお伝えします。
ゴミの処理
ゴミについてはもう酷いものです。これから釣りを始める方も実際に港に釣りに行けば目にするかと思いますが、仕掛けやペットボトル、エサの入っていた容器など場所によっては目も当てられないほど汚いです。釣りをするのであれば最低限自分のゴミは自分で持ち帰ることを徹底してください。
また、余ったエサ、特にサビキやコマセで使うアミエビを地面にこぼしたままにする人も目立ちます。そのままにしておくとこびりついたり、悪臭の原因になるので釣りが終わったら必ず洗い流すことを忘れないようにしましょう。
迷惑行為
皆さんが釣りをされるであろう場所は、地元の方の生活の場であり漁師さんたちの仕事の場でもあります。車を停める際は地元の方の邪魔にならないよう十分配慮してください。
また釣りを始めれば夜釣りをすることもあるかと思いますが、夜中に車のエンジンをつけっぱなしにする、大声で騒ぐ等の行為はもってのほかですよ。
犯罪行為
港の海の中のカゴに入っている海産物(アワビ、サザエなど)は漁師さんたちの所有物です。持ち去るのは窃盗罪にあたります。また、禁止地域等で伊勢エビやアワビ等を釣ったり採取する行為は密漁になります。
これらの行為は立派な犯罪です。軽い気持ちで行う人もいるのかも知れませんが、法に触れる行為ですので絶対にやめましょう。
釣り場でのマナーについて
釣り場はみんなの物です。荷物を置いて複数のポイントを独占したり、必要以上に何本も竿を出して場所を占拠する等の行為は慎みましょう。釣り人同士お互い譲り合い、皆が楽しく釣りができるように心がけてください。
また、港や岸壁には釣り人だけでなく、観光で海を見に来る方や散歩に来る地元の方も多くいらっしゃいます。仕掛けを投げる時や、竿を振る時は周りに人がいないか充分に気を付けてください。
次に、立ち入り禁止となっている場所には入ってはいけません。こういう場所は過去に密漁行為や事故があったり危険だったりする場合が多いです。立ち入り禁止にする理由がちゃんとありますので、釣りはしないでくださいね。
それと、あまりに小さな魚はリリースしてあげてください。海洋資源の枯渇は近年、深刻な問題となっています。食べようのない魚や、食べきれないほど釣れた場合には逃がしてあげて資源保護に努めてくださいね。
釣りをする時は釣り場のモラルを守りましょう
ここまでいろいろ書いてきましたが、本来はどれも書くまでもない常識的なことばかりですよね。細かく書いていけばキリがないのですが、要は、
ゴミを捨てない、人に迷惑をかけない、資源を大切に!
たったこれだけのことです。どれも当たり前の事ばかりだと思います。
しかし、この当たり前のことが守られてないばかりに、釣り人は敬遠されたり釣りが禁止になってしまった場所がたくさんあるのです。これが今の釣り場の現実でもあります。これから釣りを始める皆さんも安全とルール、マナーをしっかり守って釣りを楽しみましょう。
まとめ
すべての釣り人たちの少しずつの協力で状況は変えられるはずです。
次のの世代に綺麗な海や豊かな資源を引き継いで行けるといいですね。
それでは!