釣りに適した時間帯は?潮や海の天気を利用して釣りをしよう
2017/07/23
今日は魚の釣れる時間帯や、潮のタイミング、天候等についてお話しようと思います。
魚釣りは闇雲に狙っても釣れるとは限りません。
そんな時、時間や潮を意識して釣れば釣果アップの確率も高くなると思いますので、一度参考にしてみてください。
釣りに適した時間帯はいつだろう?
魚には1日のうちで活発に動き回る時間帯があります。朝の日の出前後の約1時間と夕方の日の入り前後の約1時間です。いわゆる朝まづめ、夕まづめというやつですね。
魚達はこの時間にエサを食べる活動をするので、必然的に魚の釣れる確率が上がります。釣り人が夜中に出発して、夜明け前から竿を出すのはこのまずめ時を狙っているためです。早起きは三文の徳、と言う言葉もありますが、釣り人にとってはまさにその通りで、少々寝不足になろうがこの時間に間に合うように出発します。
朝起きれない方は夕まずめに合わせて釣りに行くと良いでしょう。朝まずめと同じく、魚の捕食スイッチの入る時間なので狙い目です。ただし、夜は暗くて危険なので明かりのある場所で釣るか、懐中電灯やランタンなどを用意して、事故の無いよう気をつけて下さい。
時間を合わせて釣りに行く場合、真っ昼間や真夜中はあまりオススメではありません。魚の活性が低く釣れにくいばかりか、真夏の暑い季節だと、熱中症や過度の日焼けといった体にかかる負担も大きくなります。なので、朝夕のマヅメ時に時間を合わせて釣りに行くと良いですよ。
潮で釣るってどういうこと?
時間の他に釣れる確率が上がるのは潮のタイミングです。魚は潮が動いている時は、活性が上がる傾向があるのでそれを狙って釣りをします。この潮のタイミングの良い時間帯を、釣りの用語で上げ七分、下げ三分と言います。これは満潮前後3割、干潮前後3割の時に潮がよく動くよ、ということで、それに合わせて魚の活性も上がるので魚が釣れるチャンスも増えていくんです。
具体的には、上げ七分なら例えばお昼の12時に満潮を迎えるとすれば、「だいたい10時過ぎから14時頃までが狙い目ですよ」となります。さらに細かく言えば、満潮を迎える12時ちょうどの時間は潮が一時的に止まります。何分か止まった後再び動き出すのですが、その潮が動き出した時によく釣れるんですよ。これは私だけでなく、多くの釣り人が実感として持っている感覚だと思います。特に陸での釣りは、干潮の下げ三分より満潮の上げ七分の方が釣果は出やすいと思いますので参考にしてくださいね。
月齢と潮汐について
次は潮と月の関係について簡単に解説します。潮には小潮→中潮→大潮→長潮→若潮というサイクルがあります。小潮から大潮にかけて干満の差が大きくなり、長潮と若潮の時は干満の差がほとんど無くなります。
また、月も大潮の時に満月(または新月)を迎え、そこから満ち欠けを繰り返す、という関係にあり、地域によって若干の違いはあるかも知れませんが、一般的に満月に向かっていく時の中潮や大潮の時が釣りに適していると言われています。あくまで一般的な話なので参考程度に留めておいてくださいね。例えば、日本海側は太平洋側に比べて干満の差が小さかったりしますから。
基本的には潮の悪い日というのは長潮や若潮の時が多く、ほとんど潮の動きもなくあまり釣りには向いていない日と言えます。
ちょっとややこしい話になってしまいましたが、慣れればすぐに意識できるようになるので少しずつ覚えてみてくださいね。ちなみに潮のサイクルはネットや釣具屋に行けば簡単にわかりますので一度確認してみてください。
天気と釣りって関係あるの?
天候についてはその日の運もありますが、一般的に日本晴れのような晴天の日やべた凪(波がなく海が穏やかな日)よりは、曇っていて少し波がザワザワしているような日が釣れやすい、と言われています。
これは後者の方が魚の警戒心が緩み動きが活発になるから、というのが根拠になっているんですが確かに実感としてそういった傾向にあると思います。しかし、天気が悪過ぎると今度は雨や風のせいで釣りどころではないですし事故の危険もありますので、そういった日を狙うのであれば天気の変化には細心の注意を払ってくださいね。
魚の活性と水温について
また、水温によっても魚の食いが変わってくるので覚えておきましょう。例えばアオリイカだと水温が16度以下になると生きられないとされています。元々が南方系のイカですので急に水温が低下すると活性が下がりますし、水温が下がりきる前に水温が少しでも安定する深場へ移動します。これが真冬にアオリイカが釣れなくなる原因ですね。
その代わりというわけではないですが、今度はツツイカ系(ヤリイカやヒイカ等)のシーズンになっていきます。水温と活性の関係は他の魚にも共通するので、水温の変化って結構大事なんですよ。特に晩秋から初冬にかけてや早春の時期に寒波で急激な気温や水温の変動があった場合、魚の食いが極端に悪くなります。これは自然現象ですのでどうしようもない事ですが、寒い時期はそういった日もありますので、、、頑張りましょう(笑)
まとめ
いかがでしたか?
簡単にまとめると一ヶ月のうちで最もチャンスのある日は満月に向かう中潮、または大潮で、満潮とまずめ時の時間が合う曇りがちの日の時です。
絶対とは言い切れませんが、個人的にはこういった日は坊主で帰る日はほぼ無いです。
しかし、現実には仕事や生活もありますし、天気が悪い日に当たるなどしてこういった時に釣りに行け無い事も多いですよね。そういった時は「長潮か若潮の時はやめとこう」くらいの気持ちで計画を立てると良いと思います。
今回挙げたタイミングはあくまで一般的なものですが、こういった事もを意識して釣りをしていけば間違いなく釣果に繋がるはずです。
慣れるまでは大変かもしれませんが、ぜひ釣り計画の一部に組み込んでみてください。
また、他にも釣りに関する記事がありますので気になる方はチェックしてみてくださいね。
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それでは、良い釣りを!