お中元を贈る時の時期やマナー。贈る相手や相場はいくら位なのか?
2017/07/14
7月に入りお中元の時期になってきました。
初めてのお中元で贈り方やマナーがよくわからない方、贈ってはいるけど相手に失礼になっていないか不安な方はいませんか?
今回はお中元のマナーや贈る相手、一般的な価格の相場をお伝えしますのでお役立てください。
毎年の事なのでこの機会に確認しておきましょう。
お中元を贈る時の時期やマナーについて
お中元を贈る時期ですが、地域によって違いがあります。
関東では7月初め頃から15日頃
関西では8月1日頃から8月15日頃
が一般的です。宅配便で贈る時はこの期間に届くように発送してくださいね。この期間に贈れなかった場合は、立秋までは「暑中お見舞い」、立秋以降8月いっぱいまでなら「残暑お見舞い」でのしをつければ大丈夫です。
お中元を贈る時は相手側の家族や年齢、趣味嗜好に合った物を選んであげましょう。私も頂いた事がありますが、家族構成が少ないのでサラダ油のセットやハムのギフトを頂いても正直使い切れない時もありますし、食べきれない時もあります。家族が多ければありがたいのですが、、、。
せっかくの贈り物ですから相手の事情を考えて贈ると喜ばれますよ。夏場ですので乾物や保存のできるものが良いでしょうね。生物は届いてすぐ食べる時は良いですが、痛んでしまっては台無しなので出来るだけ避けるようにしてください。
忌中の方へ贈りたい場合は?
どうするか迷うのが忌中の方へのお中元です。お中元として忌中の方へ贈ってはならないという決まりはないのですが、おそらくそのご家庭では御霊前へのお供えの品でいっぱいでしょうし、葬儀を終えて間もない時は色々とバタバタする場合もあるかと思います。
ですので、そういった場合は49日が明けてから贈ってあげてください。時期が過ぎても「暑中見舞い」や「残暑見舞い」として贈れば何も失礼には当たりませんので大丈夫ですよ。相手側のご家族に何か特別な事情がある場合にはこういった配慮をすると余計な負担もかけずに済みますからね。
お中元に特別な決まりはないですが、こういった配慮や気配りをすると後々の人間関係も上手く進むと思います。
お中元の時期や贈る相手は誰にする?
お中元を贈る相手はどうするかですが、実家の両親や義理の両親の実家、親戚や兄弟といった身内から、いつもお世話になっている方や結婚式に出席してくれた仲人さんなんかに贈ると良いでしょう。
お中元には日頃の感謝や暑い季節を乗り切りましょうといった思いを込めて贈るもので、特に誰かに贈らなければならないといった決まりはありません。自分が贈りたいと思った相手に贈ればよいですが、上司や先生に贈る場合は注意が必要です。会社の規則でお中元やお歳暮のやり取りを禁止している所もありますし、塾や習い事の先生には贈れますが学校の先生は完全に禁止ですので贈る事はできません。相手の職業や立場によって贈れない場合があるので気をつけてくださいね。
実家へのお中元はどうする?
実家や義理の両親の実家へ贈る場合はお中元として贈っても良いですが、お盆に帰省する時に手土産として持っていっても大丈夫ですよ。各家庭で慣習があるので様々ですが、手土産として持参した方がご両親も受け取りやすいですしね。例えば、実家に戻る時に何か名産のお菓子や食べ物をお中元代わりに買っていって皆で食べるのも良いでしょう。お子さんのいるご家庭ならお孫さんの顔も見れるのでご両親も嬉しいと思いますよ。
お中元の時期と妥当な価格の相場
お中元の相場ですがだいたい3000円〜5000円くらいですね。そんなに高い物でなくても大丈夫です。複数の方に贈る場合はあまり奮発するとお財布も大変ですからね。それよりは先にも書きましたが、贈る相手の家族構成や事情に配慮した物を贈る方が良いです。特に身近な方へ贈る時はなおさらです。百貨店やデパートに行けば無難な物も置いてありますが、、、
例えばですが、私の場合は実家が海の近くですので地元の海産物を贈っています。さすがにこの時期に生物は贈れないのでワカメやノリの乾物を知り合いの漁師さんから調達したり、地元のタコや貝の入った炊き込みご飯の素なんかを贈っています。最近話題になりつつあるアカモク(海藻です)の佃煮セットを贈った事もありましたね。どれもだいたい2000円前後です。
私の家が漁師町なのでこんな感じですが、特に仕事で地元を離れている親戚の方は懐かしんでもらえたり喜んでもらったりしています。普通のギフトも良いですが、こういった地元の名産や特産品も喜ばれる品になりますよ。
まとめ
お中元で大事なマナーは気配りや配慮です。
日にちに合わせたのしにだけ気をつければ良いので相手の事を考え、相手の事情に合わせた物を贈ってあげてくださいね。
また、お中元を頂いた時の対応や辞退したい時の対応等、お中元に関する話を別記事にまとめてありますので興味のある方はご覧ください。
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それでは!