お中元やお歳暮の断り方。辞退する際の手紙やお礼状の文例について
2017/07/14
皆さんはお中元のやり取りや辞めたくなった時や受け取りを辞退したくなった時はありませんか!?
経済的な負担になっていたり会社の規則で禁止されている等、様々な理由があると思います。
今回はお中元の断り方や辞退する際の書面の書き方をお伝えしていきますのでお悩みの方は参考にしてみてください。
お中元やお歳暮を頂いた時の断り方あれこれ
お中元を頂いた時、辞退する方法はいくつかありますので確認していきましょう。
受け取り拒否
宅配の業者さんが届けに来た時、荷物の受け取りを拒否する方法です。
受け取りを拒否すればそのまま荷物を持って帰ってくれるので、辞退のの意思は確実に伝わります。1番簡単で意思も伝わりやすいですが、この方法では贈り主様への印象も悪くなったり角が立ってしまう場合がほとんどですのであまりおすすめは出来ません。相手が本当に大嫌いならアリかもしれませんが、、、
電話で伝える
家族や親しい親戚、知人の方には電話でお中元のやり取りを辞退する旨を伝えても良いでしょう。もちろん、各家族の慣習によって様々ですが、近年では親しい間柄の方とのやり取りでは電話でお礼を伝える事も一般化していますので、身近な方には使える方法ですよ。
倍返し
頂いた物より高価な品物をあえて贈る方法です。お歳暮やお中元のマナーのひとつで、お返しをする際は贈られた物と半額程度か少し安い物を返礼品とする慣習があります。
逆に、贈られた物より高価な品をお返しする事で「今後のお中元のやり取りは辞退させて頂きます」という意味を込める事になります。
お返しのお礼状や手紙に断りの旨を書く
いつも通りのお返しを贈る際のお礼状に次回からやり取りを辞退したい事を伝えます。この方法が角も立たず倍返しより安く済みます。これで様子を見て次の年も届くようでしたらお礼状+倍返しでこちらの真意を汲み取ってもらうようにしてはいかがでしょうか?
いくつか断り方の方法を見てきましたが、私としてもお返しのお礼状に断りを入れる方法をおすすめしたいので次は手紙やお礼状について見ていきましょう。
お中元やお歳暮をやめる時は手紙やお礼状を添えて書こう
お中元やお歳暮をやめたい時にはお返しに添える手紙やお礼状に次からは辞退したい事を伝えます。
「今後はこのようなお気遣いは御無用にお願い致します。」や「お心遣いは誠に有り難いのですが次回からは辞退させて頂きます。」、仕事関係でしたら「弊社では御贈答品の受け取りは禁止となっております。お気持ちだけありがたく頂戴させて頂きます。」といった言葉を伝えます。
これらの言葉の他にも、例えば病気になって経済的にも苦しかったり現役を引退してもうやり取りをする立場にない、といった理由があれば書いておくと相手側にもこちらの気持ちが伝わりやすいですよ。
もちろん書ける事情を書ける範囲で構いませんので。
お中元やお歳暮を辞退する時の文例
具体的な文例を作ってみましたので参考までにご覧ください。
個人用
暑さも厳しい折、◯◯様におかれましては日々ご健勝の事と存じあげます。
さて、このたびは大変けっこうなお品を頂戴し誠にありがとうございます。
しかしながら、定年退職を迎え現役を退く立場でありますので次回からのお心遣いはご無用にお願い申し上げます。
まだまだ暑さも続きますがどうかお体だけはご自愛くださいますよう。
略儀ではありますが書中にてお礼とお願いを申し上げます。
敬具
ビジネス用
盛夏の候、貴社ますますのご清栄の事とお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜ります事、厚く御礼申し上げます。
また、このようなお心遣いを頂きまして謝の念に堪えません。
しかしながら弊社では規則によりご贈答品の受け取りはお受けできない事になっております。
甚だ勝手ではございますがお気持ちだけ頂戴しまして、お送り頂いた品は別便にて返送させて頂きました。
誠に心苦しいのですがどうかご了承くださいませ。
貴社の今後のご健勝と繁栄を祈念しております。
不躾ではありますが書中にて御礼とお詫びを申し上げます。
敬具
お礼状を書く際は断りの文面だけでなく季節の挨拶や贈り物へのお礼の言葉等、マナーを守る事を忘れないでくださいね。
また、他にもお中元に関する記事もあるので、何かお困りの事があればご参考にしてください。
お中元を贈る時の時期やマナー。贈る相手や相場はいくら位なのか?
お中元をお返しする時のマナー。取引先へのお礼状や文例をお伝えします
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まとめ
お中元やお歳暮といった贈答品を断りたい場合でもきちんと気持ちや事情を伝えれば無礼に当たる事はありません。
相手にこちらの想いが伝わるよう丁寧に書いてみてくださいね。
それでは!