エギングで釣れない原因。春や秋で釣れない時のコツを伝えます
2017/07/03
皆さん、エギングしてますか?
釣果はどうでしょうか??
春のデカイカ、秋の数釣りとアオリイカのエギングは年に2回シーズンを迎えます。中にはなかなか釣れない、という方もいる事でしょう。
今回はそんな方々の為に釣れない原因や釣れない時に釣果を上げるコツをお伝えしたいと思います。
エギングでイカが釣れない時の原因
エギングは何年も前から大ブームです。もはや、定番のルアー釣りの一つと言って良いでしょう。シーズン中の土日や連休はエギンガーで堤防が一杯になる事も珍しくなくなりました。そのせいでイカがエギを目にする機会も多くスレてしまうのです。
つまり、「これはエサじゃないぞ」と見切られてしまいイカがエギを無視してしまうんですね。秋の新子の釣りであれば、まだエギを見た事が無いイカも多いため数が釣れる事もありますが、イカが大きくなるにつれ警戒心も高くなりエギに反応しなくなる事も多くなります。これが、イカが釣れない第一の原因です。
次に考えられるのが個体数の減少です。
エギングが流行れば当然釣られるイカも増えますから、以前より数が減っていると考えられます。春のデカイカ釣りは産卵前のアオリイカが対象になりますし、秋の新子の数釣りであればまだスレていないイカを多く釣る事になりますので、必要以上に釣りすぎると数は減ってしまいますよね。
また、その他には、、、
・底が取れていない
・ポイントの移動をしない
・天気や潮が良くない
・イカの生態を理解していない
といった事が考えられます。
これらを改善するには、経験を積んで技術を磨く事も大事ですが、知識を得る事によってすぐに良くなる物もありますので少し詳しく見ていきましょう。
春や秋のアオリイカの違い
アオリイカの行動や釣り場の環境は春と秋で大きく変わります。それぞれ、どんな違いがあるか説明していきますね。
春のイカとエギングの特徴は?
春のイカは成長しきって体も大きく産卵も控えている為、特に警戒心が強いです。2kgや3kgクラスの大きなイカを狙うのなら春ですがそう簡単には釣れない場合が多いですね。当たればデカイですが春は坊主覚悟の釣りになります。
また、春のエギングではアマモやホンダワラといった藻場の中を狙います。これはアオリイカが産卵のため藻場に集まっているからですが、ここを狙うとよくエギをなくすんですよ。障害物めがけて投げるのですから、当然なのですがこれが何回も続くと、、、心が折れます。朝の時間に連続で3つ無くした時はさすがにやる気が無くなりました。
春のエギングが難しいのはこのためですね。スレたり出産前で警戒心の強いイカを坊主や根掛かり覚悟で狙うのですから、当然難易度は上がります。
見返りは大きいんですが、、、これを克服するにはやはり何回も通って経験を積むのが一番です。その時は色々工夫したり試行錯誤するのが上達への近道ですよ。
秋のイカと釣り場の特徴は?
秋は新子という名の通り、春の親イカが産んだ仔イカを狙います。その為、春のような大きなイカが釣れる事はほぼ無いですが、まだ警戒心の低い個体も多いため数多く釣るチャンスがあります。例年ですと9月〜12月がシーズンで秋が深まるにつれ大きくなっていきます。9月はコロッケサイズとか11月はトンカツサイズというような言い方もしますね。ちなみに大きくなるにつれ、イカの警戒心も高くなるので釣れる数も減っていきます。
また、夏はイカが産まれて間も無いので釣りになるほどの大きさではありませんし、冬は水温が下がる為、浅い場所から水温の安定した深場に落ちていきます。アオリイカは水温が16度以下になると生きれない、また水温が低いと活性が低下するので春と秋〜初冬がエギングシーズンとなります。
このように季節によってイカの行動パターンも自然環境も変わりますので、それに合わせて釣りをする事が重要になります。
釣れない時のコツ
エギングに来たのにイカが釣れない時は以上の事を踏まえて、釣りの計画や釣り方を見直してみましょう。
・濁り
アオリイカは澄んだ潮や濃度の濃い潮を好みます。ですので大雨の直後で水潮になっている時や潮が濁っている時はイカの活性も低いですから釣果はあまり期待できないと思った方が良いでしょう。目的地にそれほど雨が降っていなくても、周辺の山で大雨が降った時やポイントの近くに川がある場合は一気に水が流れ込み塩が薄くなったり茶色く濁ったりするので注意してください。
具体的には本気で大雨が降ると上の写真のようになります。同じ場所で撮った物ですが、さすがにここまで極端に濁るとどんな釣りもできないですよね、、、この時は大雨警報も出てましたし。
濁りが入ると元の状態に戻るまで早くて数日、長いと一週間ほどはかかりますので、釣りの計画を立てる際の参考にしてください。
・底取りやイカの当たりを見逃さない
釣りを始めて間もない頃は底取りや当たりがちゃんと取れていない事も多いです。エギは本物のエサではないのでイカがエギを抱いてくれている時間は短いです。ラインの出方が変だったりや竿に違和感を感じたらとにかく合わせてみてください。底取りのコツはエギが着底するとラインにたるむのでそれを見極めます。底に着くまでの時間を計って、それを基準にすると分かりやすいですよ。
陸でのエギングはラインの変化で探る釣り、船のティップランは穂先で当たりを取る釣りです。大事な事なので意識して釣りをしてみてくださいね。
・ポイント移動はマメにする
釣れなければマメに移動しましょう。一度釣った事のある場所や自分のお気に入りの場所なんかはつい粘ってしまいがちですが、機動力の良さはエギングの有利な点ですので、「釣れないな」と思ったら積極的に場所を変えてみるのも釣果アップのポイントです。この時、同じ港の中だけで移動するのも良いですが思い切って他の港や岸壁に移動するのも良いですよ。いわゆるラン&ガンというやつです。
ランガン中にイカの墨跡を見つけたらイカが釣れた証拠なので竿を出してみると良いですよ。ただし、ここでも粘りすぎは厳禁です。水中で墨を吐いていた場合、他のイカの警戒心が強くなっている可能性があります。
・釣れている場所で釣る
ポイント選びに関してはやはり有名な場所はイカがスレている場合が多いですね。ですので、あまり人がいない場所や一見すると釣れなさそうな場所を開拓してみるのも良いかもしれません。
ネットで航空写真を見ると浅い場所なら根がある場所や海藻のある場所が濃く写って確認できるので上手く利用すると役に立ちますよ。ただし、人気の無い場所へ釣りに行く時は天気や安全といった周囲の状況には充分注意してくださいね。私も以前、地磯でエギングをしてる時に知らぬ間に潮が満ちてきていてヒヤリとした事がありましたので。
まとめ
このように、イカが釣れない原因には様々な理由が考えられます。いろんな要素が絡んでいる場合もありますがちょっとした事で釣果が出る事も多いです。それに、よく釣る人は自分なりに研究したり工夫したりしてる方も多いので皆さんも諦めずに頑張ってみてくださいね。
それでは!