釣り中にエサがなくなった時の代用は?ヤドカリやイガイを利用しよう
2017/07/07
釣りの途中でエサがなくなった時はありませんか?
キリが良いので帰る、というのも一つの手段ですが例えばエサが切れた時に魚が釣れだしていたらどうでしょう?
もう少し釣りたいですよね。
こんな時に現地で調達できるエサをいくつかご紹介します。
釣りエサに代用出来る物
釣りに持っていくエサと言えばアオイソメやオキアミなんかがメジャーですよね。しかし、エサ取りのフグや小魚が多いと思ったよりもエサの消費量が増えます。最悪なのは狙っている魚が周りで釣れだした時にエサが無いという事態です。そんな時は諦める前に周囲を見渡してみてください。
港や堤防、隣接する浜辺や地磯にはいろいろな生き物がいるはずです。例えば、、、
・イガイ等の貝類
・ヤドカリ
・ゴカイ
・カニ
等々、パッと思い付いただけでもこれくらいはいます。
これらは全てエサの代用で使えますよ。代用というか、普通のエサとしてエサ屋さんに売っている物も多くあります。フナムシは動きが早いですし、触るのに抵抗がある方もいるかも知れません。またゴカイは砂浜を掘れば出てきますが、私の住んでいる地域では近年数が減っているようで簡単に掘れる範囲ではあまり取れなくなってしまいました。
ですので次章からは簡単に捕まえることができ、なおかつ、経験上魚の食いも良いヤドカリや小型のカニ、イガイについてご説明します。
釣りエサの代用はヤドカリがオススメ
ヤドカリは地磯の水たまり、岩や石の裏を探せば簡単に見つかります。テトラポッドの隙間でも見つけることはできますが、事故の危険が伴いますので避けたほうが良いでしょう。ヤドカリを捕まえる時は、波の穏やかな日の磯場等にして下さいね。また、ヤドカリと同じ形の殻に入ったタニシのような貝もいるかと思いますが、私の経験上では貝よりヤドカリのほうが良く釣れます。もちろん貝でも釣れますが、両方見つけた場合はヤドカリのほうを使用される事をオススメします。ちなみに、なぜ魚の食いに差が出るのかは私にも良くわかりません(笑)確かにヤドカリの方が良く釣れた記憶はあるんですが、、、魚達にしか分からないですね。
ヤドカリを捕まえたら、その辺に落ちている石で殻を割りましょう。この時石を強くぶつけると、中のヤドカリも潰れてしまうので気をつけて下さい。強すぎず弱すぎずを意識して殻を割ります。殻が割れたら内臓が切れないようにそっと殻から出して目と目の間に針を通し、後はいつも通りに底をとって釣りをしてもらえば大丈夫です。根魚なんかが釣れると思います。この時、上の方にいるエサ取りには気をつけて下さいね。上から覗いて小魚が見えない場所にそっと仕掛けを入れたり、重めの重りを使って小魚が気付く前にエサ取りのタナを通過する等の工夫をすれば回避しやすいですよ。
また、港や磯場では小さなカニも沢山見つける事ができます。カニは、私の地域ではクロダイ(チヌ)釣りの特攻エサの一つとして有名な物ですので見つけたらぜひ釣りエサに使ってみてください。ミャク釣りミャク釣りのエサの代用に使ったり、堤防等のヘチに沿って釣り糸を垂らすと何かしら釣れると思いますよ!
釣りエサ代用品。イガイとは?
イガイとはいわゆるカラス貝やムール貝の仲間です。これも地域によって言い方や基準が違うので、場所によって定義もバラバラのようですが、、、要するに港の壁やイカダの浮きの所に付いている黒っぽい貝の事です。イガイはエサ屋さんでも売っているれっきとした釣り餌です。特にクロダイ(チヌ)を釣る人がよく使うエサですね。もちろん、他の魚も釣れますよ。先にご紹介したヤドカリより殻が硬いので割る時は強めに石で叩いてください。
使い方は他のエサと同じですので、いつも通りに使いましょう。
一応、人間も食べれる貝なんですが、、、時期によって食中毒を起こしたりする可能性もあるので食用は控えましょう。念のため。貝系には他にも亀の手やフジツボ等があり、それらの貝を潰してエサにしても釣れない事は無いと思いますが、これらのエサは強力に壁にくっ付いているので素手で剥がすのは難しいです。貝を使うならやはりイガイが一番かと思いますね。
まとめ
用意したエサが無くなった時でも、海には何かしらの生き物がいるのでそれらをエサにする事ができます。
今回は比較的簡単に捕まえられる代用エサをメインにご紹介しましたが、いろいろな生き物をエサにする事ができるのでエサに困った時は思い出して探してみてくださいね。
さらに釣りの準備や釣りに関する話が気になる方はこちらもどうぞ。基本的な話ばかりですが、大事な事も書いてあるので参考にして頂ければ幸いです。
魚が釣れた時。食べると危険な魚や、触ると危険な魚を知っておこう
それでは!